活動報告
2020.04.14
「パンデミックを生きる指針」
「パンデミックを生きる指針」(B面の岩波新書)
京都大学准教授の藤原辰史さんが、4月2日に「B面の岩波新書」で公開した
インターネット上の文章が話題となっているようです。
京都新聞に掲載されていたのでリンクを貼ります。
「パンデミックを生きる指針」ネットで話題沸騰 気鋭の研究者藤原辰史・京大准教授 「負の声」と憎悪をめぐって(京都新聞)
歴史から学ぶことは多いけれど、それがほんとうに活かされているのか。
重い問いかけです。差別とのたたかいに通じる問いかけではないでしょうか。
武漢で封鎖の日々を綴って公開した作家・方方のコメント
「文明国家であるかどうかの基準は弱者に接する態度」との記述も引用されています。(引用はこちら)
「パンデミックを生きる指針」には次の5つの方針が書かれています。
第1に、うがいや手洗い、歯磨きや入浴、食事といった当たり前の日常習慣をすること。
(健康に気をつけ、生活を見直すこと。)
第2に、組織内や家庭内での異議申し立てを、自粛しないこと。
(嫌なことは「いやだ」と言っていいということ。)
第3に、五輪や万博など、国家が精魂を費やすイベントは税金や時間の損失になること。
(基本的な精神に立ち戻ること)
第4に、グローバル経済の陰で弱い立場に追いやられたの人に、どんな意味を持つのか考えること。
(生活がいつも危機である人びとにとって危機は日常であるということ)
第5に、情報を正確に的確に広く伝えること。
PDF版「パンデミックを生きる指針」の最初には「ぜひ多くの方によんでいただけるよう」と記述がありますので、このページでもおすすめしおります。