活動報告
2020年04月
2020.04.15
ボリビアのシマウマ
解放新聞京都版1165号の「燈台」でお伝えした「ボリビアのシマウマ」ですが、
文字だけではお伝えして切れていない、シマウマのキュートさをこちらでお伝えできればと思います。
「ボリビアの裏名物!交通整理するシマウマの出没スポットまとめ」(世界新聞)
ボリビアでは、交通マナーが悪く、横断歩道の意味を知らせるところから始まったそうです。
市民に広く周知するため、キャラクターとして抜擢されたのがシマウマの着ぐるみだったのです。
子どもたちにも人気なようで、交通マナーの向上に寄与しているようです。
シマウマが支持されているのは、市民に寄り添う形でマナー向上に努めてくれるからではないでしょうか。
「燈台」にも記したとおり、日本は交通マナーの良い国とされています。
しかし、実際には高齢ドライバーの問題、あおり運転の問題、交通弱者の問題と、たくさん問題はあります。
交通問題だけではなく、あらゆる社会問題についても、市民に寄り添う形で解決を探ってくれるような「シマウマ」。
日本にも、日本なりの「シマウマ」が必要なのかも知れませんね。
2020.04.14
「パンデミックを生きる指針」
「パンデミックを生きる指針」(B面の岩波新書)
京都大学准教授の藤原辰史さんが、4月2日に「B面の岩波新書」で公開した
インターネット上の文章が話題となっているようです。
京都新聞に掲載されていたのでリンクを貼ります。
「パンデミックを生きる指針」ネットで話題沸騰 気鋭の研究者藤原辰史・京大准教授 「負の声」と憎悪をめぐって(京都新聞)
歴史から学ぶことは多いけれど、それがほんとうに活かされているのか。
重い問いかけです。差別とのたたかいに通じる問いかけではないでしょうか。
武漢で封鎖の日々を綴って公開した作家・方方のコメント
「文明国家であるかどうかの基準は弱者に接する態度」との記述も引用されています。(引用はこちら)
「パンデミックを生きる指針」には次の5つの方針が書かれています。
第1に、うがいや手洗い、歯磨きや入浴、食事といった当たり前の日常習慣をすること。
(健康に気をつけ、生活を見直すこと。)
第2に、組織内や家庭内での異議申し立てを、自粛しないこと。
(嫌なことは「いやだ」と言っていいということ。)
第3に、五輪や万博など、国家が精魂を費やすイベントは税金や時間の損失になること。
(基本的な精神に立ち戻ること)
第4に、グローバル経済の陰で弱い立場に追いやられたの人に、どんな意味を持つのか考えること。
(生活がいつも危機である人びとにとって危機は日常であるということ)
第5に、情報を正確に的確に広く伝えること。
PDF版「パンデミックを生きる指針」の最初には「ぜひ多くの方によんでいただけるよう」と記述がありますので、このページでもおすすめしおります。
2020.04.13
第34回人権啓発京都府集会の中止と第67期京都人権文化講座延期のお知らせ
部落解放・人権政策確立要求京都府実行委員会は
第34回人権啓発京都府集会の中止と
第67期京都人権文化講座延期のお知らせを発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
6月23日に予定しておりました「第34回人権啓発京都府集会」については中止、
第67期京都人権文化講座については4月17日、5月25日、6月29日、7月20日(3月30日からの延期分)
のすべてを延期といたします。
延期に日程などの詳細は、追ってお伝えいたします。
2020.04.10
ヘイトスピーチガイドライン
ヘイトスピーチガイドラインは京都府下で策定がすすんでいます。解放新聞京都版の1181号でも取り上げました。
以下には京都府と京都市のヘイトスピーチガイドラインのリンクを貼ります。
京都府公の施設等におけるヘイトスピーチ防止のための 使用手続に関するガイドライン(京都府)
ヘイトスピーチ解消法を踏まえた京都市の公の施設等の使用手続に関するガイドライン(京都市)
一方、全国的には川崎市の条例が、話題となっています。
川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例 (川崎市)
川崎市、ヘイトスピーチ禁止条例可決 罰金最高50万円(朝日新聞)
外国にルーツがある市民らを標的にしたヘイトスピーチ(憎悪表現)に刑事罰を科す、全国で初めての条例を川崎市がつくった。12日に開かれた定例市議会本会議で可決、成立した。差別的な言動を繰り返すと、刑事裁判を経て最高50万円の罰金が科される。同様の条例づくりに取り組む全国の自治体のモデルになると注目されている。
これにより、ヘイトスピーチは新たな段階に入った、とされています。
さらに実効性のあるヘイトスピーチ対策の検討が必要です。
2020.04.09
狭山事件の再審を求める市民集会の中止のお知らせ
5月22日に東京・日比谷野音でおこなわれる予定であった、
狭山事件の再審を求める市民集会ですが、新型コロナウイルス感染拡大の状況をふまえ、
中止することになりました。
石川一雄さん、早智子さんは、新型コロナウイルス感染拡大によって、
2月下旬以降、集会や現地調査が中止となっていますが、全国の支援者の状況を心配するとともに、
みずからも感染予防、体調管理に注意し、第3次再審で再審開始、無罪判決を勝ち取るべく決意を新たにし、
「今はお互いに健康が第一、気をつけてがんばろう」とコメントを出されています。
石川さんの近況については、解放新聞京都版1182号でも取り上げます。
2020.04.08
事前登録型本人通知制度をご存じですか?
事前登録型本人通知制度は、本人以外の誰かが、戸籍や住民票を取得したときに、
本人にその取得があった旨を通知する制度です。
京都府下の自治体では、事前登録型本人通知制度があり、戸籍の不正な取得がないか、
チェックすることができます。http://www.pref.kyoto.jp/tiho/gaiyo.html(京都府のページ)
また、詳しくわかりやすい説明があるホームページがあるので、
そちらも紹介します。https://www.honnintuuchi.com/(本人通知制度のページ)
戸籍や住民票を不正に取得することで、犯罪や嫌がらせに使われたり、
身元調査に使われたり、各地で事件がおこっています。
京都人権ナビのページにも登録をすすめる呼びかけをおこなっています。
https://kyoto-jinken.net/material_book/issued_notification/(京都人権ナビのページ)
京都府連でも、登録を呼びかけています。
ぜひ、戸籍の不正取得をうまない社会のため、この制度を利用しましょう。
2020.04.07
狭山弁護団・中北弁護士インタビュー
○「えん罪狭山事件」(部落解放同盟大阪府連合会のページ)
○「狭山事件とは」(中央本部ホームページ)
狭山事件で犯人とされた石川一雄さんは、今も無実を訴えつづけています。
部落解放同盟は、裁判のやり直しを求め、狭山再審闘争に取り組んでいます。
打ち合わせで京都を訪れていた中北龍太郎弁護士にインタビューをおこないました。
中北弁護士は狭山再審闘争・弁護団の事務局長です。
これからの狭山再審にむけた展望や、積み重ねてきた証拠がどんな意味を持つのか、
わかりやすい説明をしてくださいました。
湖東記念病院でおこったえん罪事件の無罪が確定しましたが、
狭山再審請求にどんな影響があるか質問し、見解をのべて下さいました。
「新型コロナウイルス感染拡大が懸念される現状でも、狭山弁護団は再審にむけ前進している」と、
引き続き支援を求めるコメントもいただきました。
この様子は解放新聞京都版1182号(5月1日付け)に詳しく掲載しますので、ご期待下さい。
2020.04.06
解放同盟中央本部ホームページのお知らせ
解放新聞中央版の記事がメインのホームページです。
解放運動の今を知りたければ、このページを見るのが良いでしょう。
全国のニュースも集められています。
4月5日更新分には、京都でおこなわれた2・19デモの様子も見ることができます。
ぜひ、ご覧になってみて下さい。
2020.04.04
「解放新聞京都市版」WEBページのお知らせ
解放新聞京都市版は、WEBページで公開されています。
部落解放同盟京都市協議会が運営しているホームページです。
ぜひ、こちらもご覧ください。いち早く情報が得られます。
活動の内容や京都市の部局との話し合いなど、詳しく記述があります。
2020.04.03
「死刑 映画週間Ⅲ」のお知らせ
死刑 映画週間Ⅲが、
2020年5月8日(金)~5月14日(木)にかけて
京都みなみ会館にておこなわれます。
<死刑>とは何かー?
チラシにもあるとおり、芸術作品が与えてくれるのは、
「答え」ではなく「問い」だと思います。
「問い」を共有することは、「答え」を探る知恵を生むのではないでしょうか。
詳しくは、京都みなみ会館HPをご覧ください。